AI(人工知能)はマーケターの仕事を奪うものではなく、強くするものである

今マーケティング業界で大きな話題となっているのがAI(人工知能)。AIはマーケターに受け入れられています。 顧客関係管理ソリューションを提供する「Salesforce(セールスフォース・ドットコム)」が2017年6月に発表した調査によると、世界のマーケティング担当者の59%が「AIは生産性を向上させる」と答え、61%がコンテンツの「ハイパーパーソナライゼーション」を達成するのに役立つと回答しています。 将来は機械のもの、なのです。しかし、AIの有望さと可能性に対し、仕事を失うのではないかという恐れがあり、この将来性に対して悪影響を及ぼしています。

さまざまなレポートで、今後10年間で38%(英タブロイド紙「The Daily Mail(デイリー・メール)」より)から50%(米ニュース専門チャンネル「CNBC」より)の仕事がAIに取って代わられるとされていますが、ロボットがマーケティングを行うのでしょうか。「Will Robots Take My Job?(ロボットが私の仕事を奪う?)」というウェブサイトはオックスフォード大学の調査を基にしており、マーケティングマネジャーの仕事がAIに置き換えられる確率はわずか1.4%と述べています。今夜はゆっくり眠れそうですね。

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1.4%の理由を理解するためには、

  • AIがマーケティング担当者にとってどのように役立つのか
  • 最終的にAIをマーケティング戦略に取り入れるべき大きな要素の理由

を正しく把握する必要があります。このブログでは、AIはマーケティング担当者により力を与えるものであり、彼らに取って代わるものではないという理由を紹介していきますね。

*パフォーマンスの最適化

最適化ーデジタル時代に普及した言葉。デジタル時代のマーケティングキャンペーンのパフォーマンスを最適化するには、大量のデータを分析し、解釈する必要があります。プラットフォームと測定機能が増えると、マーケターが消費するデータがより増えるという苦しい戦いになっていくのです。

さまざまなソースからの膨大な量のデータを収集、クリーニング、処理し、解釈する作業を、AIに引き渡すことは、マーケティング担当者にとって大きなチャンスとなります。機械学習アルゴリズムは、人間には検出されないビッグデータの微妙なパターンを分析、理解、識別することが可能。キャンペーンの最適化へ偏りのないインサイトを提供するほか、キャンペーンを通して学習と適応を続けるために、限りない分割テストをリアルタイムで実行することもできるのです。

これらのことから、マーケティング担当者はこれまで以上にリソース配分をより効果的に決めることができます。予算を分割し、入札単価を調整、複数のプラットフォームとオーディエンスセグメントに対しクリエイティブなメッセージを選択する方法を理解する。本当にパーソナライズされた経験を提供することにより優れた結果を生み出すーこれがマーケティングの未来です。

*反復の自動化

反復的なタスクは疲れてしまいますよね。作業の自動化は、多くの作業時間を必要としていたものから解き放ってくれるほか、マーケティングプロセスをシンプルにし、ヒューマンエラーを減らしてくれます。

1つの機械学習アルゴリズムと、スプレッドシートを搭載した数人の人間の処理能力は比較できません。アルゴリズムが毎回勝利します。AIが設定やマーケティングキャンペーンを行うのを信用することは、もう1つの大切なステップです。これは、マーケターがもはや必要ではないということを意味しているわけではありません。

しかし、オートメーションに権限を与え、何百ものバリエーションの広告やオーディエンスセグメントを作成させることは、無限に繰り返されるタスクを節約できます。また、定期的な報告書作成や分析の仕事など、毎年時間を要するものも、AIが行うこととなるでしょう。

*クリエイティブに

データドリブンマーケティングは、業界に革命をもたらしました。カスタマーエクスペリエンスを向上させる方法でパーソナライズを可能にする。それはマーケティング担当者の仕事を計り知れないほど変えました。誰もが今データ・サイエンティストであることが求められています。式やピボットテーブルに長け、データに深く入り込む能力を持ち、少し前まで簡単に想像できたものを超えて、インサイトとレポートを提供する能力を持つ人になることが求められているのです。

結果は、ほとんどの労働者は自分たちが「クリエイティブ」に属していると感じていますが「Adobe(アドビ)」の調査によると、クリエイティブとは関係のない、日々の仕事に時間を費やし過ぎてクリエイティブさを発揮できていないと感じています。

クリエイティビティ、これはAIが人間から奪うことのできない領域です。感情移入し、コミュニケーションを取り、創造する能力は人の本質的なものであり、近い将来機械に引き渡されないものです。AIに反復データドリブンのタスクを実行させることで、マーケティング担当者が得意なものをする時間を作ることができるのです。クリエイティブに。

*結論

機械が今まさに世界を乗っ取ろうとしているわけではありません。あなたのマーケティングキャンペーンとクリエイティブなアウトプットを一歩上のものにするため、助けようとしているのです。マーケティングの将来は、よりタイムリーで関連性が高い、消費者と1対1の人間関係にあり、AIはこれを可能にします。もしあなたがまだ使っていないのなら、受け入れるべき時は今です。