FACEBOOK広告で失敗する18の理由と解決策

Facebook広告についてのブログを読み、ターゲットオーディエンスのリサーチや広告のコピー、キャンペーンストラクチャのセットアップも完璧。全て揃ってあとはお金が転がり込んで来るのを待つだけと思っていたのに、何も起こらなかった場合はどうすればいいのでしょうか。

もちろん心配はいりません。多くの人がFacebook広告でパフォーマンスを得るのに苦戦していますが、それはFacebookが上手く作用していないからではありません。パフォーマンスの低さの理由を探し、間違いを正すことが必要です。厄介なことに、1つの問題がたくさんの原因を持ち得るのです。

このブログでは、パフォーマンスが最適ではない可能性のある3つのシナリオとそれに対する18の理由、そして解決策をご紹介します。

インプレッションがない場合

キャンペーンを立ち上げた直後や、しばらく経ってもインプレッションが増えないなんてことはありませんか?その理由を探るべく、以下の8つの理由を見てみましょう。

1.広告のクオリティが低い

広告のクオリティやオーディエンスへの関連性が低いとFacebookに見なされると、インプレッションの獲得は途端に難しくなります。そんな時はFacebookの関連度スコアで広告ごとの関連度を確認しましょう。カラムカスタマイゼーションを使い、広告マネジャーに追加するだけでいいので簡単です。

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広告のインプレッションが500回を達成したら、広告とオーディエンスの関連度をランク付けした1から10までのスコアを見ることができます。スコアが高いほど、関連度が高いことを示しています。スコアが低い場合は広告のコピーを書き換えるか、新しいクリエイティブや広告フォーマットを追加しましょう。

2.広告画像内のテキスト量が多過ぎる

Facebookは以前、画像内のテキストが占める割合を20%までとするルールを設けており、パーセンテージを測るツールまで用意されていました。内容が変更され、今はそれほど厳しくないものの更にやりづらいものとなったのが現状です。ですが、画像内のテキスト量が多いままだと、インプレッション数がFacebookによって調整されるか、広告の配信に更にお金を支払わなければいけなくなります。

それを避けるには、広告マネジャー内の配信カラムで受け取るメッセージをチェックしましょう。テキスト量が多い場合は「Too Much Text In Image 」というメッセージがキャンペーンや広告セット、広告レベルの際に表示されます。

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この問題に関しては、ただテキストを画像からいくつか取り除くだけで解決するので簡単です。

3.広告コピーのルールに反している

Facebookは広告コピーの内容などに対して多くのルールを設けています。そのルールに反していると広告が却下されてしまいます。ここでも役に立つのが配信カラムです。広告レベルで「Not Approved」と書かれた赤いドットの付いたメッセージが届いていないか確認しましょう。

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広告がFacebookのポリシーに反していないと思ったら、広告を編集する際に再審査を依頼することができます。その前にFacebook広告ポリシー内の項目に該当しているかを確認し、該当していた場合は必要であれば広告コピーもしくはクリエイティブを変更しましょう。

4.入札価格が低過ぎる

手動入札の設定(最大入札額の設定とも言います)をしている場合は、入札額が充分な額かどうかを確認する必要があります。Facebookの行う調整をすり抜け、多くの企業とのオークションに勝つためには、低い入札額で結果やインプレッションを逃すわけにはいきません。

インプレッションを獲得するまで最高入札額を大幅に引き上げてみましょう。もし上手くいかなければ、今度はFacebookの自動入札オプションをしばらく使用します。これにより、インプレッションを起こし、オークションで勝つために支払うべき金額を確認できるようになります。

5.予算が低過ぎる

広告の予算設定が低いだけでなく、そこに手動入札設定が組み合わさると、インプレッションの獲得は更に難しくなるかもしれません。予算を1日で全て使い切ってしまうことは滅多にないので、手動入札を利用する場合は想定よりも高い日予算を設定しましょう。

既に日予算が決まっているのなら、それを上回る額を設定する必要は全くありません。それぞれに低い予算が振り分けられた広告セットをいくつも作るより、少ない広告セットに高い予算を費やす方が賢明です。

6.キャンペーンの上限予算に達している

忘れられがちですが、もしもキャンペーンの上限予算を設定している場合は、その上限に達していないことを再度確認してください。キャンペーンレベルで設定することができ、上限に達すると「Campaign Spending Limit Reached」と書かれたメッセージがキャンペーンレベル内の配信カラムに現れます。

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この問題は、上限を増やすことで簡単に解決できます。

7.広告アカウントの上限予算に達している

キャンペーンの上限予算と同じくこちらも忘れられがちですが、もしも広告アカウントの上限予算を設定している場合は、上限に達しているかどうかを再度確認してください。課金情報のPayment Settingsで設定することができ、上限に達すると「Account Spending Limit Reached」と書かれたメッセージレベルがキャンペーンレベル内の配信欄に現れます。

Ad-Account-Spend-Limit-Reach.png

こちらも、上限を増やすことで解決できます。

8.オーディエンスがオーバーラップしている

オーディエンスターゲティングの内容にもよりますが、いくつか広告セットを作成するとその中で多くのオーバーラップが発生することがあります。この場合、広告の効果が発揮されず、インプレッションの獲得が困難になります。

ビジネスマネジャー内のオーディエンスマネジャーにあるオーディエンスオーバーラップツールを使って、オーバーラップが起こっていないか確認しましょう。

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カスタムオーディエンスもしくは類似オーディエンスを使用している場合は、上の画面にあるように「Show Audience Overlap」をクリックするだけで、直接比べることができます。興味や行動を対象にオーディエンスターゲティングを行っている場合は、オーディエンスマネジャー内で「保存されたオーディエンス」として作成し直すことで比較が可能です。これにより、Facebook上でオーディエンスのオーバーラップを目で見て確かめられるようになります。

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こうした設定を行うことで、新しいオーディエンスを対象とした広告セットの作成やオーディエンスの排除を効率よく実行することができます。

CTRやエンゲージメント率が低い場合

インプレッションが増え始めているものの、クリック率やその他のエンゲージメント率が伸びない時の対処法です。

9.メッセージがオーディエンスにマッチしていない

インプレッションの増加とクリック率が比例しない場合は、広告のメッセージがオーディエンスにマッチしていない可能性があります。

様々なオーディエンスをターゲットとした広告セットをいくつか作成し、その中からメッセージにマッチするオーディエンスを見つけ出せるか確認しましょう。

10.オファーが魅力に欠けている

正しいオーディエンスターゲティングを行っているにも関わらずクリック数が伸びない場合は、彼らにとって広告が魅力的なものではないのかもしれません。

広告コピーを変え、広告画像や広告フォーマットを一新しましょう。どのようなメッセージがオーディエンスの心を揺さぶるか比べながらテストをすると解決に近付けるはずです。

11.広告疲れを感じさせている

時間が経つにつれてクリック率が減少している理由は、オーディエンスの広告疲れが原因かもしれません。どういうことかと言うと、広告を目にする回数が多すぎることによってオーディエンスが疲れてしまうのです。カラムカスタマイゼーションを使い広告マネジャーにオプションを追加することで、広告ごとの頻度を確認することができます。

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頻度が高い場合は、新しい広告を作成しましょう。

コンバージョンされていない場合

インプレッションもクリック数も増え始めているのにコンバージョンされていないのなら、ウェブサイトやダウンロードしたアプリケーションなどで購入が行われているのかもしれません。

既に十分なクリック率を得ていながらコンバージョンされていない場合は、以下の6つを考慮してみましょう。

12.キャンペーンの目的が間違っている

Facebookキャンペーンの目的が間違っているままでは、広告の最適化や入札の方法にも影響が及びます。目的に沿った広告の最適化を行っているかをよく確認してください。例えば、ウェブサイトにトラフィックが必要な時はインプレッションの代わりにランディングページビューを最適化します。その要領で、コンバージョンが必要な時はリンククリック数の代わりにコンバージョンを最適化するのです。

13.データが不充分

広告パフォーマンスが安定する前に、最適化されたアクションに対しての反応が良いユーザーを知らなければいけません。これには広告セットごとに一定のコンバージョン達成件数を要します。リンククリック数を最適化しているのであれば50件、ウェブサイトのコンバージョンを最適化しているのであれば15件から25件の達成件数がターゲットの対象を知る前に必要になります。

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15件のコンバージョンを達成していないとキャンペーンは上手く最適化されません。充分なデータを得るまでは何もかもを進め過ぎないように注意しましょう。また、コンバージョンされないからといって多くの広告にターゲティングを振り分けても15件達成への道のりが更に遠のくだけなので、これも厳禁です。

14.ピクセルが正確にインストールされていない

ウェブサイトのコンバージョンを最適化していて尚且つコンバージョン率が低い場合、最初に必要なことの1つにFacebokピクセルが正しくインストールされているかどうかの確認があります。Facebookピクセルヘルパーをインストールして拡張機能をChromeに追加後、チェックアウトとコンバージョンプロセスを通して、プロセスのページごとに正しいイベントが設置されているかをチェックしてください。

広告マネジャーのピクセルの項目の辺りに登録エラーがあるかのチェックも済ませておきましょう。ちなみに、チェックアウトプロセスの一定の段階でこれらをインストールしていないとエラーの確認はできません。

15.セールスファネルが長い

高価な商品でよく見られるように、購入まで時間のかかるファネルがあるならコンバージョンが得られないのも納得です。広告マネジャー内のアトリビューションウィンドウを使うことで、コンバージョンにどのような影響があるか見てみましょう。

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セールスファネル作成のためのFacebook解析を使い、プロセス内のメッセージの良し悪しを確かめることもおすすめします。

16.広告とランディングページがマッチしていない

広告をクリックするユーザーは、それがウェブサイトやモバイルアプリ、メッセンジャーに関わらず、リンク先にも広告と似たような経験を期待します。彼らとコネクションを作る工夫をしない限り、期待と違えばそのまま離れて行ってしまうため、広告を目にした時の経験と一致させることが大切です。ウェブ解析のバウンス率から、ユーザーがオファーを更に掘り下げることなく離れているかどうかを探りましょう。

リンク先がウェブサイトの場合は、違ったランディングページレイアウトとコピーを試します。オーディエンスのセグメントごとに個別のランディングページを作成し、ユーザーをこれまで以上に惹き付けるようなメッセージを考えるのも手です。

覚えておくべきは、広告主としての仕事は広告をクリックしてもらった時点で終わらず、ランディングページの最適化は広告の最適化と同じくらい重要だということです。

17.ページのローディングが遅い

Facebook広告のトラフィックのほとんどがモバイルであるため、モバイルで素早くローディングできなければ多くのビジターを失うことになります。実際にビジターの53%がローディングに3秒以上かかるとそのウェブサイトから離れています。Googleのツールを使って読み込み速度をチェックすることで、自分のウェブサイトが平均的な速度を保っているかどうかを調べることができます。

また、広告マネジャーのダッシュボード内でクリックメトリックの隣にランディングページビューメトリックを追加すると、リンクをクリックした人数と実際にウェブサイトのローディングを待った時間を知ることが可能です。

ここで学ぶべきことはとてもシンプルです。モバイルを優先すること、速さを保つこと、ビジターをできる限りウェブサイトに留まらせることです。これを徹底するほど、コンバージョンを達成しやすくなります。

18.そもそもキャンペーン自体に問題がある

インプレッションを得ているもののCTRの低さやコンバージョンの達成が上手くいかない場合に考えられる最後の可能性は、キャンペーン自体の質の悪さです。なかなか認めたくないものですが 、KPIや広告、ターゲティングの中身に関わらず、誰にでも起こりえることです。

たまには基本から見直すことも必要かもしれません。

まとめ

Facebook広告では多くの方法によって結果を生み出すことができます。ほとんどの場合は低いパフォーマンスも修正が可能であり、問題をしっかりと把握してから取り組めばいいだけです。それが終われば、テスト、反復、最適化、キャンペーンパフォーマンスの改良など、すべきことはたくさんあります。 諦めるのなら、最適化オプションに関してできることを全てやり尽くしてからにしましょう。